涙。

きらきら、今日もなみだちゃん。 

溶ける

ゆっくり
溶けてく

 

ふんわり暖かい
押しつけの温もりなんかじゃない
ああ、なんて心地いいんだ

 

目が覚めた
朝が来た 僕は空を見る
いつものあの子もこの空を眺めてるはずなんだ

 

 

空の色できみの今日1日のゴキゲンがわかるんだ

 

「あ、はれた」

昨日の涙濡れるいろの雨が嘘のよう。
悲しみが優しく溶けていくそんな天気だね
それは君を自転車に乗せてる時の背中の温もり

 

さあ、君に会いに行こう
この自転車をかっとばして

 

さあ、君を迎えに行こう
そしてこの自転車の後ろに乗せるんだ

 

君のとろけるようなひだまりの声を聴きながら。
ああ、どこまでも行ける
ああ、どこまでも連れていきたい

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今見えるもの

小さい頃は 何にだってなれるし

わたしは皆よりもずっとずっと幸せ者で

愛されていて、よく出来る子なんだってそう疑わなかった

 

わたしはどこの誰よりも特別なんだって。

 

今だからわかる みえてる世界が小さかったからだって。

 

今は世の中のことを考えるとこわいものだらけだ

ちびの頃よりずっとビビリになったし

何にでも保険をかけて考えるようになった

こわくてこわくて仕方が無い毎日だ

不安で夜も眠れない日だってある

 

手に入れればいつか失う

だから最初からいらないなんて考えて

始まりを避けては終わりを遠ざけようとした

終わりなんてなければいい。

そう心から思う

 

わたしはいつだって確かなものばかり追いかけてる

 

あれでもない、これでもないって

確かな愛ばかり追いかけてる

追いかけてる内は得られるはずもないことも知りながら。

 

わたしには足りないものばかりだ

何も出来なくてきっと

独りで生きていくのもできっこないだろう

それだけは確かだ

 

神さまなんてこれっぽっちも信じちゃいないけど

なあ、もしいるなら ありがとうといいながら罵倒して

ぐちゃぐちゃにしてやりたいよ

 

よくもこんな不安定で不完全で

独りで生きられない呪いをかけてくれたなって

そしてこう言うんだ。

 

ありがとう。 独りで生きられないから

こんなにも人を愛せたよってさ

これを言うことがわたしも夢でもあるんだ

 

ねえ、もう1度信じてみてもいいのかな

こんなぼろぼろで危うくて脆くなった命を

もう1度預けて信じてもいいかな 

そう今は思ってるんだ

 

ミライのわたし 

きっと今読んでいるでしょう?

 

イマのわたしはさ、

信じてみることにしよっかなってそう思ってるんだ

ねえ わたし どう思う?

 

 

もう頑張る元気なんて残ってないって

思っちゃってるわたしが

 

頑張りたいなって気持ち、芽を出してるんだ

 

倒れるくらい歯を食いしばってさ

もう1度だけ挑戦してやる

無理だったら

わたしはこれだけやったんだって開き直って

ぜーんぶ君に押し付けてやるんだ

 

独りじゃなんだ

もう 大丈夫

 

さあ、この扉を大きく開けよう

次は笑顔を咲かせるんだ

涙の雨はもう降らない

これからは希望の桜が満開に咲き誇る

春の訪れの音を聴きながら

きれいないろを咲かせる季節(とき)がやってくる

 

さあ、頬を伝う涙を拭って

もう独りじゃない

 

こわいだけの日々はもう幕を閉じる

これからはたのしいことで溢れてるはずだから

 

悲しみに暮れるわたしよ

前を向いて

顔をあげて

そして微笑んで

 

 そっと踏み出すの

 

まだ終わりがこわくて始まりを拒んでしまう

だけどきっと大丈夫

 

そっと 歩き出すの

 

そう、いい子ね

この手をどうか離さないで

 

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嬉しさの先

いつだってきみは宣言文

言い切ったかたち

 

僕にはわからない

全然全然わからない

これっぽっちも。ほんの一欠片も。

 

でも心地いい

心が喜んでるってさ こういうことだよなあ

 

僕が言葉を紡いでるとなりで

きみがふにゃふにゃになって笑ってる

ああ、その顔見なくても僕にも伝染(うつっ)てるよ

 

負けそうにつぶれちゃう

こわくてすくむ足すらないよ

そんな僕に、そっときみは手を伸ばしてる

 

 

 

大丈夫。

 

そう、きみの言い切ったかたち

コトバのかたち 見つめた先

これからのかたち、嬉しさの先

運命の先 全然全然わかんないや

 

ああ、いつだって宣言文 それがきみのかたち。

これからの始まりのかたち。

 

いつだって宣言文

きみの優しいかたち 安心の先

言い切りのかたち、それがきみのかたち。

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奇跡でしかないような、

きみと出会ったこと

きせきってやつなのかな

 

でも きせきなんて言葉も意味も

正直言うとあんまり好きじゃないんだ

だってきせきなんてさ

それが起こっちゃってる時点で 

もうきせきなんかじゃないだろう?

 

ねえ 初めましての記念に

何をうたおうか

どんないろをココにのせようか

 

きみはきっとにこにこしてさ

僕をみて言うんだろう

 

ああ、きれいだ いいねって。

 

 

そしたら 僕はこの部屋いっぱいに

たくさんの音を鳴らそう

そしてたくさんのいろをふたりでみつけよう

 

きっとそれはきれいだね

ねえ、君。

そのときどんな顔でそして

どんな言葉で僕を飾ってくれるの

 

 

たくさんのいろを探しに行こうよ

たのしくてわくわくしちゃうね

僕のちっぽけでぼろぼろになった胸が心臓が

もう1度そっと だけど力強く 叫び出すよ

 

まだわからないことだらけで

足元すら見えないけど

きみの横で笑ってられるのかな

僕はそのとき笑ってるかな

 

ねえ この鼓動を君にあげるよ

それはこれからの僕らの音さ。

ユラレル

僕を見つめてる
今日も静かにそっと。

 

「おはよう」とドコからか聞こえる
僕はおはようなんてかえさないで
「そうだね」と返事する。

 

 

君に気付いてない訳じゃないんだ

だって君は今朝だって僕をノックしに来ただろう

 

 

僕だって君に気付いてない訳じゃないんだ

君に伝えなければいけないこともあるんだ
でもそれは今じゃなくたっていいだろう
そう、今はこうやって目をつぶって
お互いの心臓(ここ)の音を聴いてたい気分なんだ

だからノックも名前の声も何もいらない
今はそういう気分なんだ

 

君に気付いてない訳じゃないんだ
ほんとはずっと前から君の視線に焦げそうになってる
だから、ノックしないなんて言わないでくれ

 

君に伝えなければいけないことがあるんだ
この口から、心臓(ここ)の奥から叫びたがってることなんだ

 

 

君に伝えたいことがあるんだ
聴いてくれるかな これが僕の音なんだ
君のノックで僕は目を覚ます

 

君に気付いてない訳じゃないんだ

今日も君はノックしにやってくる
僕のところにいつもの足音を鳴らして。

 

気づいてしまったんだ
さあ、君の視線に合わせて音を鳴らそう

 

 

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部屋の隅のホコリが怒ってぼくを殺す。

『そこで何をしているんだい』

 

「なにもしてはいないさ ただ天井を眺めているのさ」

 

『それはどうしてだい 天井が好きなのかい』

 

「天井が友達なのさ 僕の話を聞いてくれる唯一の。」

 

『天井は友達だと思ってるのかなあ』

 

「そんなのわからないさ 天井は喋らないからね」

 

『喋ったとしても本当かどうかわからないとは考えないのかい』

 

「人間とは違うんだ 心がないから」

 

『でも大切にしているだろう その彼を』

 

「そうかな、わからない 僕はただ誰かに話を聞いてもらいたいだけさ」

 

『人間は君に優しくないのかい?』

 

「勿論優しい人はいるさ それと同じくらいこわい人たちもたくさんいるんだよ」

 

『では、その“優しい人間”は何故どうして優しいんだろう』

 

「それはきっと心があって……、思いやりっていうものがあるんだろ」

 

『だけれども、こわい人たちも心は心はあるだろう?人間以外には心がないと言う君なのだから こわい人たちも人間だ、きっと心はあるだろう』

 

「そんなことはわからないよ 心というものはとてもやっかいでめんどくさくて危うくていつだって余裕なんて無いのさ」

 

『そうかな』

 

「そうだよ」

 

『ところでだけど、私は君は優しい人間だってずっと前から知ってるよ』

 

「そうか、それは嬉しいな ありがとう」

 

 

 

 

 

 

『……でもさ 君には心がないね』

 

 

おかえりなさい

おかえりなさい、るい。

 

疲れたでしょう 眠ってしまおう

ああ もう滅びそうね

おかえりなさいさあ、目を閉じるのよ

そして耳を澄ませるのよ

 

君が歌ってる

おかえりなさい さあ、息を吸いこんで吐き出すのよ

 

君が歌ってる

おかえりなさい もう失うことはないね

消える心配もないね

 

君を歌わせる

わたしはきっとこれからも。

 

君を歌わせるのがいつだってわたしだといいな

 

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