息をする音の薄命さ

眠ってる

静かに吐息だけきこえてる

何度かきこえてくる音が変わる

ただ淡々と

ただ永遠に

この吐息が続いてればいい 

 

眠ってる

きこえてくる

そっと泣いている気配感じる

ただそこにあるように

ただそこにいるのに

その涙を拭ってあげられない

 

生きている

生命の声がきこえてくる

言葉にならない叫びがある

ただ誰にもわからないように

ただ誰にも打ち明けることが無いように

僕には気付いていても傍にいることすら出来ない

 

生きている

死にたいって呟いてる 

僕は耳を塞ぐ

ただ1度だけ僕の名前を呼び

ただ掠れた声で助けてと言った

僕は何かが終わる音をきいた

 

生きている

君が今日も深く息をする

その音に耳をすませる

ただその音が途絶えないように祈る 

ただ1度だけ微笑する音がした

そこで全てが消えた

 

 

眠ってる

生きている

 

ただ悲しそうに

ただ声を殺して 

ただ吐息だけが狂ったように訴えている

 

何かが

わからない何かが今日もきこえてる

僕にはその吐息に耳を澄ませ

ただきくことしか出来ないが

ただ今日もきこえますようにと祈るばかり

 

眠ってる

何かを訴えかけている

それに全てを捧げ僕は耳を澄ませるんだ

 

 

ただ聞こえているのが吐息だけだとしても。

ただ目覚めるのを待って。

滅びたっていいと思ってた

頭が痛い、たぶん今は夜中。

目が開く時、私は今寝ていたんだと自覚する。

こういう日は決まって頭痛がしてきて吐き気と不安と恐怖にガタガタ震えてる。

ハアハア、動悸が激しくて涙で睫毛がびしょびしょで胸が苦しく痛い。びーびー泣いてるのにも関わらず声は相変わらず出ない。

怖くて出せない。

激しく荒く上下させ呼吸し続ける痛む胸に手を当て声を殺す。

激しく泣いてしまうけどそっとなるべく音が出ないようにそっと。

聞こえることの無いように部屋の隅っこで布団にくるまりながら、泣く。

泣いて、泣いて、馬鹿みたいに泣いてると落ち着いても繰り返し涙がこみ上げる。

 

その後はほぼ寝ることが出来ない

そのまま朝を迎えて窓がうっすらと明るくなってくる。

変に冷静な自分が囁いて何かを呟いてる。

ぼーっと窓の外を見て痛みに耐えて、自分の不安定さをなんとか落ち着かせる。

 

布団から出る前にやることに順序付けていく。

食べるもの、着る服の組み合わせ、お風呂からの行動の順番、持ち物、そしてそれぞれを時間とかかる時間など。

それらに一通り考えを巡らせてから立ち上がる。

そして、お決まりのようにクラっと目眩に酔う。

 

お風呂にまず入る。意識を保とうと努力するが無駄。

自分が寝ているとも思っていない私は

寝ないことを意識することすら難しいのだ。

案の定記憶が無い。浴槽がゆるくなった頃目覚めてやっと、寝ていたことに気付く。まあこういう日は大体80%遅刻する。

 

ご飯は食べないことがほとんどだけれど水はゴクゴク飲む。

飲んで飲んで飲む。何だかお茶が美味しく感じる。それにやたら喉が渇くから。

 

用意をしようと2階に上がり下着を着て、服を着る

だけど何故か気持ちがざわざわして落ちつかない。不安で誰もか分からない声が聞きたくなる。その«誰かさん»は本当は分かっていても分からないフリをし続けて、自分を騙す。

そうまでしても、その«誰かさん»に嫌われたくはないし負担になりたくないから。その«誰かさん»がいなくても自分は平気なんだと言い聞かせて、頑張れた日は学校に行ける。

 

最近は頑張っていない日が続いている。

全てが疲れるというか、頭痛が思考も殺していく。

寝てしまう、いつの間にか自分が知らぬ間に。

死にたくない。死にたくはないんだ。

だけど滅んだっていいって思ってた。

その«誰かさん»にだって、こんな自分を呆れていらないと言われてしまうだろう。

 

したいこともたくさんある、のに、

なのに、なんで、

自分はこんなにも頑張らないんだろう。頑張れないんだろ。

 

きっと嫌われるだろうし、そうされても当たり前だろう。

 

 

だけどね、頑張るんだ

その«誰かさん»と一緒にいたいから、すきだから、

それに褒めてほしいから、きっと沢山褒めてくれるから。

普通の人が出来ても普通で当たり前のことでもたくさん褒めてくれる«誰かさん»だから。

 

今日も自分の夢と戦う。 

いつの間にか寝てしまっても、頭痛にさいなまれても、

自分と戦ってる。

今日は頑張れなかったけど、明日をみて。

今日は滅びたっていいって思ったけど、

また目覚めた時の自分を信じて。

 

 

今日も夢をみる。

明日をみるために。

 

 

 

 

 

 

 

退屈そうな鳥が明日を拾って泣いていた

そんな顔で

そんな視線を向けないでくれよ

この半分にわかれた身体がガラクタに変わっていくのが

何より僕は怖いんだ

 

君が見つけるその先に僕はいるのかな

いないとしたら僕は消えて無くなろう

これ以上たくさんの色と音が叫び出さないように

 

ねえ君には何が見えているの

僕にはそれがわからないんだ 

ねえ君には何が聞こえているの

僕にわかるように教えてよ ねえ

 

そんな顔しないで

僕が悪いのかい

 

目の前のことがわからないように

僕がわからない みえない

 

仕方ない、仕方ないなんて

 

だけど いやだ

僕は絶対にあきらめない

 

それでいいなんて思えないよ

 

そんな顔しないで

そんな目をして見ないで

 

きっと僕が

連れ戻せるものを探してくるから

アルモノ

この止まることのない音。

君にはきっと聞こえるだろう。

ただずっとそこにあって、

そっと僕らの名前を呼んでいる。

だけど僕らはこの騒がしくてうるさい、日常に住んでいるからじっと澄まさないと逃げていってしまうんだ。

 

その音たちはとても繊細で怖がりで引っ込み思案。

臆病で誰よりも優しい音をしてる。

 

時に人間は音たちを閉じ込めようとする

暗くて冷たいところ、光が無いところ

音たちは皆死んでいってしまう

 

自分を光らせて 星屑に変えて。

 

人間は欲張りで利己的で時に優しさすら真っ黒い色をして笑っている。

そんな人間を音たちはとても恐れているけれど、雨上がりの朝露のようにまぶしく、雲ひとつない空や、綿菓子で作った純白のドレスのようにやわらかい心があることも知っている

 

それに音たちは人間にきかせるために在るのだ。

それぞれの音を精一杯の生命を込めて、そっと静かに。

それは天使の囁き、五月の緑しげる葉っぱの風の調べ、あの子が描く下手な星の絵の声。

物語の始まり、すべての宇宙の歓喜