空っぽ

自販機で買った無糖の紅茶 

るいの手を暖めて、そして身体を暖めてくれる

空っぽになったそのあとはぽいってごみ箱へ消えてく



るいがはいたため息

白くほんのり手を暖めてくれる。

お空に吸い込まれたそのあとは、
なんにもなかったように消えてく



君が言った言葉、るいからでた想い、

ふわふわ心が踊って、暖かくなって染み渡る

君がいなくなったそのあとは、全部消えてく


るいが消えてく。

消してしまえばよかったのに。楽なのに。

君が言った言葉が頭のなかに響いて

消してしまわないようにるいに言う
 


だから、るいはできない。

半分になったるいを抱えて

るいはなんとか前を向く

前を向くことしか知らないから、

前向くよ。頑張るよ