やさしいジゴク

やさしいジゴクで生きている。やさしさが突き刺さる、誰も悪くない世界みんな悪くてみんないい、みんなちがってみんないいそんなわけないだろ優しい地獄で息してる今日もだから何も言えなくなるやっと口にできたとき、私から言葉となって溢れてきたと思ったらやさしさで窒息死させられる。でもやさしくてだいすきだから拒めないそんな理由ない責めない、許さない理由も無い

わたしが目の前で死んでいくやっと言葉となって生まれたのにただの音になって役割を果たすこと無く、可哀想見殺ししてるやさしいジゴク殺される生み出したら余計に傷つくだけど私から溜まって溢れちゃうぶんはどこに吐き出せばいい?うまく吐き出すには??うまく生かすには?どうやったらいいのかな美しく生き延びさせるには、わたしの力不足だけではないだろ、やさしいジゴクで生きるには、言葉は無駄に生み出すものではない、目の前で殺されてしまうのをみているだけのわたしは、ふとんのなかでないている、ごめんねっていっているすべてはヤサシイジゴク抜け出せないジゴク

やさしいジゴクに息してるから今日も、ただやさしさに殺されている無抵抗で、息をして、痛みをぼかしながら

 

ふざけんなくたばれよやさしいなんてざんこくだ