退屈そうな鳥が明日を拾って泣いていた

そんな顔で そんな視線を向けないでくれよ この半分にわかれた身体がガラクタに変わっていくのが 何より僕は怖いんだ 君が見つけるその先に僕はいるのかな いないとしたら僕は消えて無くなろう これ以上たくさんの色と音が叫び出さないように ねえ君には何が…

アルモノ

この止まることのない音。 君にはきっと聞こえるだろう。 ただずっとそこにあって、 そっと僕らの名前を呼んでいる。 だけど僕らはこの騒がしくてうるさい、日常に住んでいるからじっと澄まさないと逃げていってしまうんだ。 その音たちはとても繊細で怖がり…

ため息

2016.12.12 夜 通話でのこと

フクロウ 【塗り絵】

2016.12.14までの経過

うたの世界 (断片)

2016.12.12 夜

ためいきとゆめときみ。

消えた雲を探しに行こう それはもう誰かが食べてしまったのかな 溢れる湖、こぼれた星屑。僕の目はキリンが生んだ涙のしずく。揺れるスカートからの風、妖精の羽根の囁き、そして優しく照らす月光。 君がつくため息をそっと砂時計に変えて 僕と夢の記憶を数…

今見えるもの

小さい頃は 何にだってなれるし わたしは皆よりもずっとずっと幸せ者で 愛されていて、よく出来る子なんだってそう疑わなかった わたしはどこの誰よりも特別なんだって。 今だからわかる みえてる世界が小さかったからだって。 今は世の中のことを考えるとこ…

部屋の隅のホコリが怒ってぼくを殺す。

『そこで何をしているんだい』 「なにもしてはいないさ ただ天井を眺めているのさ」 『それはどうしてだい 天井が好きなのかい』 「天井が友達なのさ 僕の話を聞いてくれる唯一の。」 『天井は友達だと思ってるのかなあ』 「そんなのわからないさ 天井は喋らない…

モノクローム

毎日息をして毎日ご飯を食べて毎日夜になったら寝てそしてまた朝がきてその“毎日”というものをひとは私は過ごしていく。 毎日を重ねて人は生きていくのに毎日を重ねる度に色褪せてみえてすべて霞んでるの 私の目も心も汚くなったのか君の生きてるっていうこ…

何も感じない

何も感じないただそこにあるだけ何も聞こえないただそこに見えるだけどこにいったのかなそれがないとわたし困るんだ気持ちを吐き出せなくなって傷が滲んで膿んできちゃうねえ返してよそれとも最初からそんなものなかったのかなねえ聞こえてる?かえってきて…

誰かが捨てるように呟いた。

幼稚園の時から、お空を眺めるのが好きで、雲が流れていくのをじっとぼーっとみては、「雲みたいにふわふわ、ぷかぷか消えてしまいたいなあ」なんてことをつぶやいては、お昼寝していたっけ。もう。何も感じたくない何も考えたくない。何もしたくない。ふわ…

ずっと。

ふわふわり流れてく。ふわふわり飛んでいく。ずっと君がいたらいいのに。ずっと君が笑ってればいい。君の声をきかせてよ。この僕にも響くように。君が笑ったらどうなるかなきっとすべてが咲いて包まれるね。ああ、僕とは大違い。だけど、君がほしい。こんな…

自分の「世界」 自分の「感覚」

中学3年の夏に書いた文章。ぐだぐだぬ。私は今、生きていることがこわいです。言葉を受け入れ、言葉を伝えることがこわいです。私は私という人格を確立する過程の途中なのですが、根本的な「私」はほぼ完成してしまっていると思います。そんな今、普通では…

ずっと変わらないもの

ずっと変わらないものなんてないよねなんでも、変わってく。流れるように、さらさらーと。だけど、変わらないものもあるんだって知った変わればいいのに。なくなってしまえばいいのに。そう思ってそう願ってだけど、消えてなんてくれなかった君の言葉を探し…

ねえ。なんで。

車の中、“誰か”に抱き締められながら、静かに涙を流した。ただ音もなく瞳がゆれる。窓の外は青々しい葉をしっかりつけた木が、気持ち良さそうに風の気まぐれに手をつないでわらっていた。なんて綺麗でいられるんだろう。光を受けて輝いているにしろ、私とは…

空っぽ

自販機で買った無糖の紅茶 るいの手を暖めて、そして身体を暖めてくれる空っぽになったそのあとはぽいってごみ箱へ消えてくるいがはいたため息白くほんのり手を暖めてくれる。お空に吸い込まれたそのあとは、なんにもなかったように消えてく君が言った言葉、…

始まり、

終わりと始まりは切り離せないもので、 終わりがあるから、始まりがあるし、 始まりがあるから、終わりがあるの。 だけど、いつも、終わりが来るのを恐れてる。 とてもこわくて、いたくてくるしくて、息ができなくなる。 そして始まるのさえこわくて、混乱す…

在る日の空模様

否定的

否定されるってすごい怖いことだよね。 ひとと違うって いいことでもあるかもだけど、 それを周りが否定したら、 それはいいことで存在しない 否定されるのが怖くて なにも言えなくなるまぁ、それももう慣れた最近は夢でうなされることもなかったのに 今日は…

年月

にんげんはめぐる。 あかちゃんからこども、そして思春期、反抗期になって大人になる。 そして、また大人から反抗期、思春期のような感情にぶつかり、こどもに還り、 生命を終える。 また巡る。 にんげんはめぐる。 それなのに、小さい守るべき存在に嫌悪感…

こども

今日、電車に可愛い女の子が乗ってた。 きらきら笑顔で。 おねえちゃんって話しかけてくれて そっと手をふれてきた 最初、この子の何かを変えてしまいそうで 壊れてしまいそうでこわかった でもぎゅって握って、「ありがと。」と 花が咲くような笑顔に なん…

かいた

涙ってかいた 言ってしまいそうになった るいの精一杯でなんとか、言葉を飲み込んだ にーってかいた 視界が滲んだけど、お構いなしに笑った 少し心臓傷んだ だいじょぶってかいた 根拠なんてないけど、確かではないけど あのとき言ってくれた、大丈夫を思い…

支え

全然しゃべれなくなった だけど、愛おしい 苦しいとき、いてくれた ずっときらきらくれていた。 会ったことはないけど、 きっと君はきらきらだろう 黒いもやもやなんか纏ってない 君の進む道も、もやもやなんてない そうであるように、祈ってる ずっとずっと…

きらきら

この前、ふと小さい頃に だいすきだったおもちゃで遊んでみた こどものときはきらきらしてたのに、 今はきらきらしてなくて、すごく悲しかった。 でも、だからこそ、忘れない。 きっと、るいはぜったい忘れない、 そのだいすきな気持ちと わくわくしてた気持…